【面白い発想】負けヒロインが多すぎる! あらすじ・キャラ紹介・感想 【ネタバレなし】

ラノベ

こんにちは、ていくです。

今回は、「負けヒロインが多すぎる!」を紹介していきます。

第15回小学館ライトノベル大賞にて「ガガガ賞」を受賞した作品です。

タイトルからもわかるように、読者の中にあるラブコメ像を根底から覆すような画期的な発想のある作品です。

「負けヒロインが多すぎる!」ってどういうこと?をメインに紹介していきます。

タイトルの秘密が分かっても、ネタバレにならないくらい面白い作品となっています。

第2巻の発売も予定されているので、この記事を最後まで読んでください。

また、youtubeでPVも公開されています。

あらすじ

ファミレスでドリンクバーとポテトとともにライトノベルを読むのが好きな主人公・温水和彦は、「年上の妹に甘えちゃってもいいですか?」を読んでいるときに、とある現場に遭遇します。

「駄目だよ草介!こんなところで油を売っている場合じゃないよ!」

叫び声の主は八奈見杏菜。ゆるふわカワイイ系のクラスでも人気の女子だ。

向かいに座るのは袴田草介。こっちも目立つ明るいイケメンだ。

「早く迎えに行かないと華恋ちゃんイギリスに行っちゃうんだよ。それでいいの?」

「だけど華恋の奴、俺にサヨナラってーー」

「そんなの迎えに来てって意味に決まってるじゃない!」

「なんでそんなこと分かるんだ?」

「分かるよ!だって、私もずっと草介のこと‥‥」

袴田草介が幼馴染の八奈見杏菜を振って、姫宮華恋の向かう場面でした。

不運なことに、その場に居合わせてしまった温水は、八奈見を目が合ってしまいます。

徹底的に見なかったふりをしようとする温水に対して、八奈見は温水の向かいの席に腰を下ろします。

「同じクラスの温水君、だよね?」

「う、うん。八奈見さん、いたんだ。ゼンゼンキヅカナカッタヨ」

「こ、このことは誰にも言わないで!」

「あ、ああ。俺は何も見てないよ」

そういうと、八奈見は立ち上がります。

温水がドリンクバーへ向かい、メロンソーダを手に戻ると、八奈見はテーブルのわきに立っています。

どうやらお金が足りなかったようです。

「いいよ、代わりに払っておくから。月曜に返して。」

「え、いいの?あなたのこと名前くらいしか知らないのに」

いいんだ。さっさと帰ってほしいだけだし。

‥‥なのに何故こいつは俺のテーブルに座り直すのか。

八奈見はなぜか語り始めます。

「草介はね、私の幼馴染なの」

仕方なく、温水は話を聞くことになります。

そんなことがあってから3日後。月曜日の学校。

お金を返してもらうために、昼休みには旧校舎横の非常階段に待ち合わせることにしました。

しかし、なぜか、八奈見が毎日弁当を作ってきて、毎回弁当に金額をつけて、貸した金額になるまで作ってくるという流れに。

昼休みの密会という超展開を通じて、八奈見と関わることが多くなった温水は、

「幼馴染に恋する焼塩檸檬」

「文学部の部長に恋する小鞠知花」

などの「負けヒロイン」と関わっていくことになります!

さらに、文芸部の合宿で海にも行くことになります!

負けヒロインたちの恋はどうなるのでしょうか?

温水と八奈見の関係の進展は?

そして、友達のまったくいない温水に友達はできるのでしょうか?

という内容で、従来であれば、一人の主人公に対して複数のヒロインがいるというのが普通でしたが、

本作品は、それぞれのキャラにはそれぞれの恋があるという発想から、主人公視点でヒロインたちの恋を見ていきます。

各々の恋に主人公と複数のヒロインがいるというおもしろい発想です。

なので、結末が全く読めないですね。

キャラ紹介

温水和彦

友達が1人もいない高校1年生。

自分のクラスの担任から忘れられる背景キャラで、文芸部の幽霊部員。

学校の蛇口による水道水の味の違いを研究しています。

毎日、旧校舎横の非常階段で八奈見のお弁当を食べていて、

八奈見杏菜と出会ってから様々なヒロインと関わるようになります。

八奈見杏菜

ファミレスで主人公と偶然出会った高校1年生。

幼馴染・草介に振られた負けヒロイン。

明るい食いしん坊女子。

毎日、旧校舎横の非常階段で主人公・温水にお弁当を作って一緒に食べてます。

これをきっかけに、温水の所属する文芸部に入部します。

焼塩檸檬

陸上部の女子で、こんがり日焼けした体育会系女子。

陸上部短距離走のエース。

明るくかわいく人気者で、いつも周りに人が集まっています。

温水と同じ中学校だったD組の綾野光希に思いを寄せています。

温水と体育倉庫に閉じ込められることも‥‥

小鞠知花

文芸部の1年生。

スマホの画面に文字を打って会話するなどコミュニケーションに難あり。

文芸部の部長にひそかに思いを寄せています。

温水佳樹

主人公・温水和彦の妹で中学2年生。

重度のブラコンで、兄・温水和彦に友達がいないことを心配しています。

兄と同じ高校を志望しているとか。

感想

とても発想の面白い作品でした。

一見、恋愛中心の作品のようですが、コメディ要素が多くなっているので、サクッと読むことができました。

いわゆる、「ページをめくる手が止まらない」ってやつですね

加えて、負けヒロインですが、ヒロインたちが可愛く個性のある女の子たちなので、感情移入しやすいです。

ぜひ、1度読んでいただきたいですね。

まとめ

「負けヒロインが多すぎる!」を紹介しました。

第2巻を鋭意製作中のようですので、今のうちに第1巻を読んでみてはい化がでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次の作品でお会いしましょう!

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